昨日（2024年9月6日）、8月の米雇用統計が発表されました。
アメリカの景気後退への懸念もあり、多くの投資家の注目がありました。
今回の雇用統計の注目点は、非農業部門雇用者数が予想を下回ったことだと思います。
その他、失業率は予測と一致、平均時給は予測を上回りました。
アメリカの景気が悪くなる兆候が見られると、FRBは利下げをして、景気を安定させようとします。
しかし、利下げのタイミングが遅れると、こんどは景気後退への懸念が大きくなります。
今回の場合、失業率が予想と一致し、前回よりも下げたことから、景気後退懸念が和らいだようにも思えます。
しかし、非農業部門雇用者数が予想を下回ったことから、景気後退懸念をまだ拭いきれないとの考えもできます。
私個人としては、思うほど景気は悪化しておらず、ソフトランディングの期待も高まったのではないか、と考えています。
今回の雇用統計の結果を受けて、ドル円相場は、上昇と下降を繰り返したあと、本日（9月7日）にかけて円高方向へ進みました。
ビットコイン（BTC）の価格は、一時的に上昇したものの、その後、より大きく下落しました。