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需要と供給ってなぁに? ぜんぜん、むずかしくないよ!

「もの」や「サービス」の値段は、需要じゅよう供給きょうきゅうによって決まります。
なんだかむずかしそうな言葉ですが、そんなに身構える必要はありません。

今回は、「需要と供給」について、分かりやすく紹介します。

目次
  1. 需要と供給とは
  2. 価格が上がるほど、需要は下がる(需要曲線)
  3. 価格が上がるほど、供給も上がる(供給曲線)
  4. 売り手と買い手が、お互いにうれしい価格(均衡価格)
  5. まとめ

需要と供給とは

まず、「需要じゅよう」は、「もの」や「サービス」を必要としている人がどのくらいいるか、ということです。
必要としている人が多ければそれだけ、需要がある、ということになります。

また、「供給きょうきゅう」は、「もの」や「サービス」がどのくらい提供されているのか、ということです。
たとえば、サンマがたくさんとれて、たくさん出回れば、サンマの供給が増えた、ということになります。

山田

かんたんに言うと、多くの人が「欲しい!」って思うものは需要が多い、ってことで、たくさん売られているものは供給が多い、ってことだべ

価格が上がるほど、需要は下がる(需要曲線)

需要は、ものやサービスの価格が上がるほど、減っていきます。
たとえば、キャベツの値段が上がれば上がるほど、キャベツを買う人は減ります

これをグラフにすると、このようになります。

キャベツの価格が上がるほど買われるキャベツの数は減り、価格が下がるほど買われる数は増えます。
そしてこの赤い線を、「需要曲線」といいます。

りこ

グラフは右肩下がりになるのね!

価格が上がるほど、供給も上がる(供給曲線)

供給は、価格が上がるほど、増えていきます。
たとえば、キャベツの価格が上がれば、もっと売りたいと思うので、農家はより多くのキャベツを作ります。

これをグラフにすると、このようになります。

キャベツの価格が上がるほど、作られるキャベツの量は増えます。
そしてこの青い線を、「供給曲線」といいます。

アル

こんどは右肩上がりだ

売り手と買い手が、お互いにうれしい価格(均衡価格)

さて、価格が下がるほど、買い手は「購入したい」という気持ちが大きくなりますが、売り手は「売りたい」という気持ちが小さくなってしまいます。

逆に、価格が上がるほど、買い手は「購入したい」という気持ちが少なくなり、売り手は「売りたい」という気持ちが大きくなります。

では、売り手と買い手が、お互いにうれしい価格って、どこなのでしょうか。

アル

うーん
お店にしてみれば、高く売れれば嬉しいけど、高すぎても買ってもらえないもんね

りこ

安すぎても、お店は利益を得られなくなっちゃうわ

グッバイキティ

ちょうどええ価格は、どこなんやろうなぁ

では、さきほどの「需要曲線」と「供給曲線」を重ねてみましょう。

ふたつの曲線が交わったところの価格が、買い手も、売り手も、お互いにうれしい価格、になります。
この価格を「均衡価格きんこうかかく」といいます。

山田

買い手も売り手もうれしい価格、つまり需要量と供給量が一致した価格が、均衡価格だべ

まとめ

需要じゅようは、ものやサービスを必要としている人がどのくらいいるのか、ということです。
供給きょうきゅうは、ものやサービスがどのくらい提供されているのか、ということです。

これらをグラフに表したときの線をそれぞれ、需要曲線供給曲線、といいます。

需要量と供給量が一致した価格、つまり買い手も売り手もうれしい価格が、均衡価格です。

山田

ちなみに、今回紹介した内容は、場合によっては当てはまらないことも多いべ

アル

たしかに、安ければ買う、高ければ買わない、っていうのは、絶対的なものじゃないよね

りこ

同じ商品でも品質が違ったり、同じ品質の商品でも、なんとなく高い方がいいもののような気がしちゃったり、ってこともあるよね

グッバイキティ

ほかのお店でもっと安く売ってることを知らなかった、なんでこともありますなぁ

山田

でも、細かく考えすぎてしまうと、すごく複雑になってしまって、考えられなくなってしまうべ
だから今回みたいに、かんたんに考える方法がよく使われるべ!

りこ

なるほどー

グッバイキティ

ホンマ、山田先生ぇはかしこいどすなぁ
そういえばうち、山田先生の……

あ、せや……うち今日、サンリオの社長に呼び出されたんや……うち、なんか問題あったんやろか

ほな、グッバイならー

グッバイキティ

とことことことこ

アル

行っちゃった……
なにを言おうとしたんだろう……

山田

いろいろと気になるべー

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