米雇用統計は、アメリカの雇用がいまどうなっているのかを調査したものです。
さまざまな指標が発表されますが、そのなかでも、「非農業部門雇用者数」と「失業率」の変化は、特に注目されます。
非農業部門雇用者数(米国)
非農業部門雇用者数は、農業部門を除いた雇用者数のことをいいます。
雇用が増えることは、アメリカの景気がいい傾向にあることを示します。
基本的には、予想よりも高い結果になると米ドルにとって買い材料(FRBの利上げの可能性上昇)、予想より低いと米ドルにとって売り材料(FRBの利下げの可能性上昇)となります。
失業率(米国)
失業率は、労働したいという意思があるもののできていない、16歳以上の人の割合をいいます。
労働の意思がない場合、たとえば専業主婦の方などは、このなかに含まれません。
失業率が増えるということは、アメリカの景気が後退している傾向にあることを示しています。
基本的には、失業率が予想よりも高いと米ドルにとって売り材料(FRBの利下げの可能性上昇)、予想より低いと米ドルにとって買い材料(FRBの利上げの可能性上昇)となります。
平均時給(米国)
平均時給が上昇すれば、個人の消費も増えることが期待できます。
基本的には、予想よりも高いと米ドルにとって買い材料(FRBの利上げの可能性上昇)、予想より低いと米ドルにとって売り材料(FRBの利下げの可能性上昇)となります。