IZAKA-YAは、仮想通貨のレンディングが可能なウォレットです。
最大利率12%という高利回りで運用できるため、怪しい、という意見もよく目にします。
今回は、実際にIZAKA-YAを使ってみて、その使い心地を記事にしました。
IZAKA-YAが気になっている方にとって、きっと参考になると思います。
IZAKA-YAとは
IZAKA-YAは、Izakaya Limitedが提供する、仮想通貨ウォレットサービスです。
仮想通貨のスワップや、レンディングなどを、シンプルで使いやすいインターフェースで、ウォレット上から手軽に行なうことができます。
さらに、KYC(本人確認)をすることなく、メールアドレスとパスワード、国の登録だけで、手軽に使い始めることができます。
レンディングでは最大12%という高利回りのサービスを提供しています。
また、IZAKA-YAではトラベルルールも適用されないとのことで、便利に仮想通貨を送金することができます。
IZAKA-YAへの登録方法
では、IZAKA-YAのアカウントを作ってみましょう。
以下のリンクから、Eメールアドレス、任意のパスワード、国を入力し、「新規登録」を選択します。

すると入力したアドレスにメールが届くので、「認証する」のリンクを選択します。
リンクを開くと、アカウント登録完了の画面が表示されたあと、自動的にログイン画面が開きますので、さきほどのアドレスとパスワードでログインします。

ログインに成功すると、マイページが開きます。

2段階認証を有効にする
セキュリティを上げるために、2段階認証を有効にします。

次に出てくるQRコードを、お使いの認証アプリで読み込み、6桁のコードを入力することで、2段階認証が有効になります。
IZAKA-YAウォレットに仮想通貨を送金
では、IZAKA-YAウォレットに、仮想通貨を送金していきましょう。
ウォレットの入金アドレス
ウォレットに仮想通貨を送金するには、マイページから送金したい仮想通貨の「入金」を選びます。
今回はビットコインを入金したいので、下の画像のようになります。

これで、入金アドレスが表示されます。

IZAKA-YAでレンディングできるBTCの最小額は0.0012BTC(2025年5月16日現在)なので、今回は0.0012BTC送金してみます。
仮想通貨取引所から、IZAKA-YAウォレットへ送金する
お使いの取引所から、さきほどのIZAKA-YAウォレットのアドレスに仮想通貨を送金してください。
送金方法は、各取引所によってことなります。
BITPOINTからIZAKA-YAウォレットへのビットコインの送金は、だいたい以下のように入力しました。

着金すると、IZAKA-YAからメールが届きますので、マイページを確認しましょう。

仮想通貨のレンディング
では、実際に仮想通貨をレンディングしてみましょう。
今回はビットコインをレンディングするので、その項目の「レンディング」から「新規融資」を選択します。

下のような画面が開きます。
ここで、期間(日数)、融資額、レンディングを自動継続するか、を入力し、契約を読んだあと、同意のチェックを入れます。
キャンペーンなどがなければ、基本的に、期間(日数)が長いほど、推定年率が高くなります。
入力したら、「申し込み」を選択します。

すると次の画像のように、「融資残高」のところに反映されます。

IZAKA-YAの信頼性 あやしい?
IZAKA-YAの信頼性はどうなのでしょうか。
IZAKA-YAがあやしいと思う点
まず、私が個人的に怪しいと思った点をいくつか挙げます。
- 本店は香港となっているのに、IZAKA-YAというネーミングが、日本人を対象にしているように思える
- 本店は香港のバーチャルオフィスである
- 資本金が10,000,000 USDと、あまりに大きすぎる
- 検索しても、ほとんど情報が出てこない
- 利用規約を読むと、ケイマン諸島の実体法のみに準拠する、といった内容が書かれている
- 利回りが最大12%というのは、あまりに高すぎる
さて、IZAKA-YAというサービスは、Izakaya Limitedによって提供されています。
2023年4月14日に設立し、資本金は10,000,000 USDとのことです。
その名前からして日本企業かと思ってしまいそうですが、Izakaya Limitedの本店は香港にあるとのこと。
ちなみに、居酒屋は英語でもizakayaというみたいです。
資本金が10,000,000 USDということは、1 USDが145 JPYと考えると、1,450,000,000円ということになります。
ものすごく大きな資本力の会社にも思えますが、検索してもIzakaya Limitedの情報はほとんどでてきません。
ただ、この資本金が10,000,000 USDというのも、実際に払込されているのか分かりません。
IZAKA-YAの利用規約に、ケイマン諸島の実体法のみに準拠する、といった内容が書かれており、これは、法律の規制をうまくすり抜けられるようにしているのだと思います。
つまり、資本金が10,000,000 USDというのも、規制をうまくすり抜けた結果の資本金で、おそらく実際にはそんなにないと思います。
さらに、Izakaya Limitedの住所をGoogle地図で見てみると、どうやら香港のバーチャルオフィスになっているようです。

ここまでの内容では、IZAKA-YAは怪しい、詐欺なのではないか、と感じる人がほとんどだと思います。
しかし、法律の規制から逃れるための対策をするのも、当然といえば当然な気もします。
もし、そのおかげで規制が緩く高利回りなサービスを提供できている、と考えれば、それはそれでぜひ使ってみたい気もします。
IZAKA-YAの信頼できる(かもしれない)点
つづいてIZAKA-YAの信頼できる点についても考えてみたいと思います。
- ログインするときの2段階認証、ログインしたまま放置すると自動でログアウトする、など、意外とセキュリティに気を使っている(詐欺っぽくない)
- Fireblocksのプラットフォームを使っているらしい
- サポートページが分かりやすく、分からないことをすぐに訊ねられるようになっている
- 「APRは毎日変更される可能性があります」という注意書きがされている
まず、ログインするときの2段階認証や、ログインしたまま放置すると自動でログアウトする、といった、ちゃんとセキュリティに配慮した作りになっており、もしもIZAKA-YAが詐欺のサービスだとしたら、その割にはしっかりとした作りになっている気がします。
Fireblocksのプラットフォームを使っているそうで、セキュリティもしっかりしているとのこと。
しかし、本当にFireblocksのプラットフォームを使っているのか、と考えると、それをどう確かめればいいのか、私には分かりませんでした。
また、IZAKA-YAにログインすると、上のメニューからすぐに「サポート」のページへ進むことができます。
そして、そのサポートページからかんたんに運営に問い合わせることができます。

このように、分からないことがあればすぐにお問い合わせください、と言ってくれているようなページの作りには、いい印象を持ちます。
また、レンディングするとき「APRは毎日変更される可能性があります」という注意事項が表示されます。

利回りが最大12%は高すぎてあやしい、というのは確かにそうなのですが、APRが毎日変更される可能性があるということは、状況次第でAPRを下げるということなので、少し安心な気もします。
実際に試してみた
正直なところ、IZAKA-YAはいろんな点であやしいと思い、利用するのをためらっていました。
しかし今回、思い切って試してみたわけです。
まず、少額ですが、IZAKA-YAのウォレットに送金して、1日のレンディングを試してみましたが、正常に動作しているようでした。
その後、約0.005BTC(現在の価格で約75000円)を入金し、一年間ロックしてみました。
(現在、2025/5/30金曜日まで、3日で利回り20%というキャンペーンをやっています。しかし、私はつい1年間ロックしてしまったので、利回り11%で一年間になってしまいました)

今のところ、少しずつ利益が増えていっています。
このまま順調に増えていき、ぶじ出金できるといいのですが、それが分かるのは1年後、ということになります。
また、出金のときは手数料がすこしかかるのですが、少額のレンディングでは、その手数料分を増やすのに結構な日にちがかかってしまいます。
といっても、手数料は比較的安いと思います。
(もしかすると、別の仮想通貨にスワップしてから送金したほうが安く送れるかもしれません)
まとめ
IZAKA-YAは、仮想通貨のスワップやレンディングもできる、ウォレットサービスです。
Izakaya Limitedが提供しています。
使いやすさを売りにしており、はじめて使った場合でも、迷わずにスワップやレンディングの機能を使うことができました。
レンディングでは、他社と比べて高利回りで運用することができますが、それがひとつの懸念で、サービスを使うのを躊躇している人も多いと思います。
また、企業の情報が少なかったり、IZAKA-YAという名前が日本語っぽかったり、本店が香港のバーチャルオフィスだったりと、懸念も多いです。
私も実際にレンディングサービスを試してみましたが、今のところ、順調に利益が増えています。
ただ、本当に大丈夫かは分からないので、試すのであれば余剰資金を使うようにしてください。