先週から今週にかけて、原油の価格が大きく下落しています。
好材料なニュースによって、一瞬下げ止まったかのように見えた原油ですが、再び下落がはじまっています。
OPECプラスが、原油の価格の下落に対応するため、原油供給の拡大を延期する、という話がありました。
これは原油にとって好材料と思われましたが、売りの力の方が大きく、さらに下落が進みました。
OPECは、2024年の世界石油需要を下方修正しました。その大部分は中国によるもの、とのこと。
OPECによると、燃料に液化天然ガス(LNG)を使っているトラックや、電気自動車(EV)が、中国で普及していくことによって、ディーゼル燃料やガソリンの需要が低下する可能性が高い、とのことです。
ディーゼル燃料やガソリンは、原油から作られているので、これらの需要が低下するのであれば、原油の需要も低下すると思われます。
参考記事
Reuters:OPEC、25年までの世界石油需要予想を2カ月連続下方修正
https://jp.reuters.com/markets/commodities/Y3W5GL5WFVNBVFES6EJ5F7NLQI-2024-09-10